toratoaki’s blog

トラになりたかった男の話です

出張二日目

朝は4:30に起床、昨日買っておいたパンとミルクコーヒで朝食。
僕は時間が早くとも遅くとも、必ず家(宿)で朝食を採ってから出るのが習慣だ。
もちろんトイレもね!
この宿のトイレは、共同だが、ちゃんとウォシュレット(正確にはTOTOではなかったけどね)装備で嬉しい。

5:40に宿を出て、5:58発高知行きに乗車、目的地は、池田駅の一個隣の三縄駅(みなわ)。
ものの5分で到着だ。
ここからは徒歩で仕事場へ。
約400mの距離だと聞いていたが、500m以上歩いても、無い!
道沿いだから見落とすはずも無いのだが・・・

道を聞こうにもまだ6時過ぎ、通りに人の影はみえない。
ちょっと不安になりながら、引き返してみると、はたしてちゃんとそこに存在していた。

はてさて、時刻はまだ6:20、作業開始まで、40分もある。
まあそこはそれ、準備には余念が無い、人も歩き出す時間帯、道行く人と世間話など・・・

いつもながら、仕事始めは緊張する。まあ10分も経てば慣れるんだけどね~。
僕からするとこの地はかなり田舎と思っていたが、池田町の中心地の隣、さほどでも無かったというのが実感だ。
なんたってあの感度の悪いSB携帯が3本立っていたからね。
1時間毎の定期報告は長くてわずらわしい。まあ仕事のうちだからしょうがないけどね。

業務は4時間ほどで終了、最後の報告を終えて、関係者にご挨拶して、無事完了!
あとは自由に帰ってOKなのである。

さて、昼飯にはちと早いが、何を食べよう?
ってよく考えたら、食べるところなんかありゃしない。
とりあえず三縄駅に行くも、時刻表を見てガァ~~~ン
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次の汽車は13:12
2時間もあるじゃん!!!
近くにはコンビニはない!当然本屋さんもあるわけはない!

最初健康の為、池田駅まで歩こうかとも思った、地図では4~5kmほどである。
まあ1時間少々で歩ける距離ではある。
天気は少し雲があるが、晴れてる。真昼間涼しい山中といえどやはり暑い。
思い機材を担いで、1時間以上歩くのはさすがにパス。

駅で時間待ちをしている人に聞くと、バスがあるそうだ。
『本数は汽車より多いですか?』との質問に、
『あまり変らん』という答え。

でも2時間に1本としても、今から2時間待っているよりは、確率的に(正確には期待値のことです)は1時間以内に1本はある計算、よし、バス停まで行こう!!
バス停までは約500m、6.7分の距離、僕は祈りながら歩いた。
結果、12:02のバスに乗車することになった。
この待ち時間、先刻の記事の橋梁の下で、残りのパンをほおばる。
朝早かったので意外に腹は減っていた。

再掲になるがこの時に撮った写真がこれ
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23年前の塗装にしてはキレイで感心するばかり。『良い仕事してますね!』と誰も居ない線路に向かって言葉を発してみた・・・

夏の名残のようなアオイの花
イメージ 3
一応ライカレンズのLC33は逆光でもキレイ!

さて、バスに乗るのは、JRよりも久しい。
四国のJRはワンマンも多いから、バスと同じく整理券を乗ったところで取ることになる。
それと同じだね。
で、走り出していきなりバスはあらぬ方向へハンドルを切る。
ええっ~~、方向間違ってたの???
池田駅行きを確認して乗ったはずなのに!

どうも直接池田駅には向かわず、XXX経由だそうだ。ああ、一安心・・・
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バスの高い視点から見る道路の風景は、新鮮だった。自家用車よりは1mは高い視点。
子供に帰ったように心がはしゃいだ。

バスの窓にはこんなものも
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子供が危険な場面に遭遇すると、運転手は電話ボックスで車を止めて、急いで変身して救出に向かうのでしょうね・・・(笑)


バスの乗客は僕を含めて3名、こりゃ~赤字だわな。
歩いていたら、かなり遠かったからバスに乗って正解だと思った。
今頃はまだひーひー言いながら歩いている頃かも・・・。

結果として、JRよりも1時間早く着き、1本早い汽車に乗れた。
駅でビールを買い、汽車に乗り込む。
これまた至福の時間だね!!
座席を対面に倒し、乗客が半分程度だったので、靴を脱いで足を座席に。
このリラックス感は列車の旅ならではだった。
気持ちよくほろ酔い気分に睡魔が襲う。

目が覚めたのは徳島に着く10分ほど前だった。
気が付けば、空いていた車内は乗客で溢れ、僕の隣と前の席は空席だったのに、今は女性が2人。
OL風が正面に、隣は女子高生!
缶ビール呑んで寝ていた僕は、くたびれた中年おやじに見えたかもしれない!!!
トラちゃん今世紀最大の失態だったかも・・・
急いで足を下ろし、靴を履いたのは言うまでも無い。
頭は起きていたけど、少しだけ寝た振りで、視線を遮ってみた。


以上、出張顛末記でした。