toratoaki’s blog

トラになりたかった男の話です

天秤を使って・・・

この4月から新しく中3生を受け持っています。
彼はなかなか数学的素養があって、本来の授業の進度の他に、毎回色々と僕が付加知識をしゃべるのですが、けっこうそれに付いて来てくれます。
いま彼との時間は僕にとっても、とても楽しみなのであります。

前回は確率の復習問題で、『場合を尽くす』という説明をした折、彼が僕に問題を出してきました。
下記の問題は、それとは違うものですが、数学パズルとして有名な問題です。

僕は彼への切り返しとして、この問題を宿題に考えて!といってきました。

そこで、皆さんにも一緒に考えてもらうことにします。
中3生に負けないようにネ!(笑)

ではどうぞ。

<レベル1>
1枚30gの金貨が10枚ずつ入った袋が10袋あります。
その内の1袋には10枚とも偽物の金貨が入っています。
偽物の金貨は1枚25gです。
天秤を使って最小回数で、偽物が入っている袋を見つけてください。
なお、天秤は5g以上の差があれば重いほうに傾きます。任意の重さを組み合わせ可能な分銅も付属します。分銅は使っても使わなくてもOKです。天秤に乗せられる重さに制限はありません。
さて、天秤の最小使用回数と見分け方をお答えください。


<レベル2>
12枚の金貨があります。その中に1枚だけ偽物が混じっています。
偽物は本物よりも重いか軽いかは不明です。
天秤を4回以上使わずに、どれが偽物かを見分けてください。
なお、偽物が重いか軽いかまで判れば完全正解としますが、偽者が見つけられれば正解とします。