toratoaki’s blog

トラになりたかった男の話です

一応、-1*(-1)の正確な説明でもしておこう

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説明法①:演算の規則性を利用する方法
(-1)×3 = -3
(-1)×2 = -2
(-1)×1 = -1
(-1)×0 = 0
では、この続きを考えてみましょう。
(-1)×(-1) = 1
(-1)×(-2) = 2
(-1)×(-3) = 3
このようになると推測できる。
つまり
負数*負数=正数となるわけだ。
ただこれは推測であって、証明ではない。

実際学校教育の現場でどうやっているかは、私は知らないです。(あれまっ?!)

しかし、掛け算を足し算の連続という解釈(前提)でこの説明を聞くと、
1×5 = 5 ...... 1+1+1+1+1 = 5 と考えて理解できる。
(-1)×5 = -5 ...... (-1)+(-1)+(-1)+(-1)+(-1) = -5 と考えて理解できる。
1×(-5) = -5 ...... (-5) = -5と考えて理解できる。(AB=BAの交換則の理解が必要ではある)
では、
(-1)×(-5) = 5 ...... ??? となってしまうのも納得できてしまうのである。


説明法②:正負(プラスマイナス)の言葉の意味から説明
プラスとマイナスは正反対を表す。
『だからマイナスのマイナスはプラス』(二重否定)

これの欠点は、じゃあプラスのプラスはマイナス?
って考えられないこともないこと。 う~む、、、


説明法③:演算法則より論理的に説明
1+(-1) = 0
両辺に(-1)を掛けて、 (1+(-1))×(-1) = 0×(-1)
1×(-1)+(-1)×(-1) = 0
さらに、 (-1)×(-1)-1 = 0
両辺に1を足す、 (-1)×(-1)-1+1 = 0 + 1
(-1)×(-1)+(1-1) = 1
(1-1) = 0 だから
(-1)×(-1) = 1

これなら論理的に正しいと言えるね。
しかし何とかのパラドックスみたいだと主張する子もいるかもしれない・・・。
でもよくある間違いのパラドックスには、式の変形の中に、『0割』が含まれていてそこで式の連続性が絶たれているのがほとんどです。

僕の結論は、一応③であります。