toratoaki’s blog

トラになりたかった男の話です

車のバッテリ交換

先週、僕が明和トライアル場で競技開始を待っていたころ、トラ妻からメール有り。
『家のタウンエース(トヨタの車)のエンジンが掛からない』と。

まだ競技が始まっていなかったので、さっそくtelした。
SB携帯は圏外ではないものの1回ではつながらなかった。
でも数年前はここは完全に電波が届かない場所だったから、SBも少しは改善したのかな・・・(笑)

で、様子を聞いてみると、セルモータが殆ど回っていないようだった。
セルモータが少しでも回っていれば、バッテリが悪い。
セルモータが無反応であれば、セルモータ自身か、配線。もしくはバッテリが完全アウト。
と判断できる。
結果、バッテリ不良だったようだ。
『帰ったら見るから』と伝えて電話を切り、僕はトライアルモードに頭を切り替えたのだった。

この日は、子供らとその友人達でタウンエースで出かける予定だった。
子供らはプンプン、自然に車の管理人であるトラは悪者に・・・

翌日、もう一台の車とブースターケーブルでバッテリをつなぎ、エンジン始動には成功。
しばらく走って充電したが、電圧とバッテリ液の比重を測ると、かなり消耗した状態だった。
さっそく、ヤフオクで検索、某業者のリビルドバッテリを注文。
リビルドとは、中古バッテリをパルス電流で、電極表面のサルフェーション(硫酸鉛結晶:電気を通さないので充電不良となる。まあ酸化膜みたいなもの)を分解・イオン化(溶解)し、再生したものである。
興味のある方は、こちらをどうぞ:
http://www.hi-grove.com/technology.html

バッテリ性能はほぼ新品と同様になるそうだ。
まあ考えてみれば、新品以上の性能にはならないのは物理的に推測できるので、新品同様という言葉は微妙かもしれませんね。
ただ今流行の『ECO』ってキーワードに照らしてみると、価格が1/3~1/2であって、寿命がそれよりも長ければ、経済効果もあるし、資源の無駄使いもない。

そこで、決断である。
CCA値(上の参考サイト参照のこと)の大きいものを選んで注文と相成った。
実際に買って試してみるのは皆さんの判断にお任せいたします。
業者の中には安易な商品管理で粗悪品を放出するものもあるでしょう。
ただ、結局は費用対効果がよければ買う価値は有りなので、その辺も含めて、各自のご判断ということになります。

ちなみに、注文品はCCA580、新品バッテリを越える性能を示していた。
バッテリは同じ容量でも、グレードによりCCA値は変化する。高価格高性能バッテリはそれなりに性能(特に始動性能)は高いのである。
タウンエースの標準バッテリは、46B24Rである。
容量係数46を55にして選んだ。

さて、これが届いたもの
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過去に1度バッテリ交換は経験済みなので、時間は10分ほど。
タウンエースのバッテリはここに収納されている。
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床のカーペットの日のあたる場所の下である。

カーペットをめくると、バッテリ室が見えてくる。この蝶ネジを外すとOK
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これでバッテリが見えました。
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前回交換時、46B24Rを55B24Rにグレードアップしているので、それが表示されています。
10mmナットを回せば端子が外れます。この時マイナス側から外します。
新しいバッテリをセットし、今度はプラス側から接続します。
これは工具等でもしもの短絡(ショート)を防止するため。

接続完了
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プラス極左の水滴は電解液の漏れではなく、トラの汗です。
バッテリは約12kgあるので、重いです。
取り扱いは充分注意してくださいね。
当然昼間の車内は40度以上、暑いので汗がポタポタと、・・・(笑)


始動確認をすると、以前は2秒程度でエンジンが掛かっていたのが、1秒未満で掛かる感じ。
スターターが回ったと思ったらもうエンジンが掛かっている状態です。
耐久性はこれからですが、初期性能は充分合格点です。

さて1年後、2年後どうなるか?
またレポしますね・・・


最後に、ちょっとだけ知識の確認を。
バッテリの規格の見方です。クリックで拡大して見てね!
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前二桁の数字は大きくしてもOK、それより右の数字と記号は変えないように。

最後のRは右の意味で、上から電極を下にして見た時に、マイナス側の端子の位置を表します。
上の例では、右側にマイナス端子があるので『R』。
これが反対ならば、『L』(左)って記号になります。

自分の車のバッテリ規格、覚えておいて損はないです・・・