toratoaki’s blog

トラになりたかった男の話です

お魚と野菜は鮮度、お肉やお漬物は熟成させるのが良い

まあタイトルそのままですが、

魚は捕獲したらその場で、しめて血抜きして、保冷する。この工程をやった魚は、

本当に美味い!魚の生臭感がなくて、それが新鮮感につながるのだ。

魚体が大きい魚だと(約30cm以上のもの)、それも可能なのですけれど、

小さいもの(鯵や鰯、小鯖・ベラやハゼなど)は、いちいちこういう処理をしていられない、量は時間勝負だから、小物に時間をかけていたら、大物を逃す可能性が大きいからだ。

そこで漁師や釣り人は、その手間を惜しむわけだ。

 

逆に料理をする立場から言うと、このひと手間が魚の味を左右すると、解っている。

無論その手間は、コスト高になるし、収穫量の減少にもなるので、まさにジレンマ

状態である。

普通の釣り人(一般人)であれば、その手間をかけて、美味しい魚を食べたいなと

なるのだが、・・・。

とわ言え、魚は鮮度が一番ってことです。

対して、家畜のお肉系は買ってすぐよりも、数日熟成させた方が美味しくなる!

大概の人はお肉も新鮮な方が美味しいと思っているが、魚とお肉ではその蛋白質

異なるため、実は屠殺直後よりも時間をかけて熟成させた方が、お肉も柔らかくなり、

蛋白質成分が熟成(分解)することで、うま味成分が増加する

これが料理の味に影響を与えるのだ。

お漬物も同様で、もともと発酵食品であるから、発酵が進めば進むほど食品自体の味

も良くなる。

単なる野菜の塩漬けでは無く、色々な微生物(細菌・バクテリア)の活動によって、

沢山の味の成分が作り出されるからだ。これは人間が人為的にやろうと思っても

出来ない世界。微生物って凄い!

 

ってことで、魚と肉と漬物について、論じてみた。

せっかく食べるなら、美味しく食べたいよね~~。

家庭でも実践すれば、食物を無駄にすることもなく、美味しく食べられますよ~~。