toratoaki’s blog

トラになりたかった男の話です

身近なコサイン

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その昔、そう小学生の頃、高石ともや氏のヒット曲:受験生ブルース
歌詞の中には、
『一夜一夜に人見ごろ』、とか
『富士山麓に鸚鵡鳴く』、など、初めて聞く言葉があった。
父にそれは何かと尋ねた。
意味不明の言葉は、それぞれ√2と√5の近似値ゴロ合わせだった。
それまで算数は苦手だった僕が、数学に目覚めた瞬間だった。
 
同じく歌詞の中に、
『サイン・コサイン何になる~♪~』というのがあった。
当然これも父に聞いた。
三角関数を知った瞬間だ。
その後、中学2年の頃、学校の図書館で遠山啓氏の本を見た。
中学生向けに書かれた三角関数の本だった。
夢中になって読んだね。
ちょうどその頃、世の中に初めて関数電卓が登場した。
三角関数表を使わずに、三角比が求められる!虜だった。
しかし、中学生の小遣いでは、まったく届かない価格。
ただの憧れであった。
高校の合格祝いに、父が買ってくれた。
忘れもしないCASIOのfx-8、たしか当時14800円だった。
たった8関数のFL管式電卓。
x^2は瞬間に計算できたが、累乗根や三角比は1~2秒間ちかちかしてから数値が出る。
それもまた魅力だったなぁ~。
 
まあ、なんせ、今のトラが在るのは、この歌のおかげかもね・・・
再生後、2分20秒くらいです。