toratoaki’s blog

トラになりたかった男の話です

人生を変えた一曲(受験生ブルース:高石ともや)

まずはお聞きください:
 
 
この曲をラジオで始めて聴いたのは小学6年生、
歌詞は殆んど理解できたのだが、
この箇所が解からない!!!

イメージ 1
 
わたしは父に問うた。
するとそれは、無理数という名の、平方根の近似値の覚え方だと・・・
√2と√5だという・・・

算数はどちらかというと苦手な部類のわたしが、この時ばかりは何故か興味津々・・・
その意味を教わり、開平計算を必死で覚えた・・・

つまり、この歌が私の人生を変えた瞬間だった!

中学生になったわたしは数学の才能が花開いたわけでもなく、、、
集合がわからず、1次方程式が解けない日々が続いた・・・。

ある日、また父に問うた、方程式解けない、と。
すると、移項を教えてくれた。
イコール(=)を飛び越えると、符合が変わる!!!

たちどころに、どんな1次方程式も解けるようになった。
次は『合同』が理解出来ない。
なぜ⊿ABCが⊿ACBになったりするんだろう??????
辺の対応が解からない!相似を習っても事態は変わらず、
これがチャンと解かったのは高1になってから・・・爆


こんなわたしが、無謀にも高校の理数科へ・・・
理由は単に理科(但し化学のみ!)が好きだったから。
そう触媒の二酸化マンガンがすごく偉く思えたからだ。
自分は減らないのに、化学反応を起こす、、、憧れた。

いつか化学者になってノーベル賞を取って、その賞金で母に香水を買ってあげようと。
あさはかな子どもの夢であった。


高校の頃、数学の知識が父を越えた。
ある種の悲しみと嬉しさで一杯だったあの頃・・・・・

今の私があるのは、すべて父のおかげである。