toratoaki’s blog

トラになりたかった男の話です

伸びる生徒は・・・

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僕は割りと人の本性を見抜くことが得意でして、
かつて社会人最初の会社で、約20名の新人教育係を任命されまして、
一般社会常識ならびに情報専門教育をやったことがあった。

初日、半日経ったとき、あぶない新入社員を見つけた。
予想どうり、彼女は2日目は来なかった。

モノになりそうなのは、20名中4.5人くらいかなと思いながら、1週間の新人研修を終えて
それぞれOJTに就いていった。

1~2年後、
絶対にやめるだろうと思っていた男子1名は残り、
スキル不足だった男子1名もなぜか残った。
絶対に忍耐強く頑張るだろうと予測した女子1名は、交通事故で1ヶ月休んだ後、退職した。

的中率17/20(85%)であった。
1週間での予測にしては精度いいでしょ?!


で、本題に。
初めて担当する生徒宅にカテキョーとして訪問し、
初回は、保護者とともに15分程度のミーティングを行う。

僕は、そこで『本人のやる気を見ます。』
この際保護者のやる気は、あまり相関はない。(無論、自論ですが)

現在の生徒の成績のいかんを問わず、結果はやる気にほぼ正比例するものだ。
自分で解りたいと思う人は、うまく解説すると、大概はわかる。

そういう意味で、すでにやる気がある生徒は、生徒自身も教師も苦労無しに成績アップは可能である。
ただそういう生徒は実際は多くない。
殆どは、勉強の習慣が出来ていないタイプとか、やる気全く無しのタイプである。

そのときカテキョーは知識を教えるのではなく、やる気を引き出す係りとなるのである。
これはまさに臨機応変で、定理も公理も存在しない。
ここからは企業秘密となるんだが、
僕は主に、本人の興味分野から攻めることが多い。

学習することに目標や面白さを感じると、あとは放っといても成績は上がるのだ。