toratoaki’s blog

トラになりたかった男の話です

ライアで検証2

さて、続きです。

ライアへの解説を再現フィルムでどうぞ・・・(笑)

① 1/2 + 1/4=

これは、以下の図で考えることが出来る。
たて1、横2(単位は何でも良い)の長方形、面積は1です。これが全体です。
左の半分(正方形)が、1/2ですね。
右上の長方形はさらにその半分だから、1/4(=1/2の2乗)ですね。
イメージ 1

② 1/2 + 1/4 + 1/8=
同様に、
イメージ 2

③ 1/2 + 1/4 + 1/8 + 1/16=
同様に、
イメージ 3

つまり、どんどん半分ずつになって行きます。

④ 1/2 + 1/4 + 1/8 + ・・・・・+ 1/1024=
は、この操作を10回繰り返した状態ですね。
イメージ 4


さあ、何か見えて来ませんか・・・?

要は①~③は【算数】の問題であり、④はまあ【ちょっとやりがいのある計算】問題もしくは【推論】問題なのであります。
で、僕がつなげたいのは、次の問題です。

⑤ 1/2 + 1/4 + 1/8 + ・・・・・+ 1/1024 + ・・・・・・・・・・・= ?
です。
これは無限等比級数なんですが、上のように絵を描くと、直感的に理解することが出来ます。
答えは、=1ですね。

だって、元の仮定で、全体の長方形の面積を1としているのですから。
つまり、厳密に1ではないけれど、1より小さい数で、無限に1に近づくような数となります。
数学では、このような数を1とみなします。

分数表現にすると、(2無限乗-1)/(2無限乗)≒1(本当は1ですよ)とも書けます。

これは極限値の考え方です。
つまり簡単な分数の計算から始まり、図形の面積の置き換えながら、無限級数極限値まで解説できるのです。
何か自分で酔っちゃいましたね~~~


はてさて、ライアはどこまで理解したかな???(笑)